記事のレビュー
この記事(http://style.nikkei.com/article/DGXBZO21914010Z10C11A1000000?channel=DF280120166607&style=1)を読みました。
少し思ったことを書きます。
耳かきを海外で見かけないのは、世界では耳垢は湿型が主流であるため綿棒を使うことが多いと聞いて納得しました。とても面白い。
乾型は東アジアを中心に広まっていることから、中国北部にいた黄色人の中から乾型の耳垢が生まれ、人の移動によって日本にも広まったとする説も面白い。
渡来人がこの遺伝子を運んできたこととなるため、それ以前から日本に住んでいた人類(縄文人)は湿型で、移り住んできた人類(弥生人)は乾型となる傾向が強いそう。そして混血を経て、乾型と湿型が混在するようになったと。
乾型の全国平均値は87.8%。トップは京都で98.1%、続いて岐阜で97.8%。どちらも盆地で山に囲まれているため湿度が高く、夏場などは巨大サウナの中にでもいるかのような気候です。
乾型耳あか(や下戸の遺伝子)がなぜ淘汰を免れたのか――、とここでは書かれていますが、もしかしたらその気候のことが関係しているのかもしれませんね。